円安とレストラン予約

おぉっと¥152円

昨夜からの円安は今朝も続いていた。日本への送金タイミングを少し遅らせるほうがいいかなとちょっと考えたくなる勢いだ。ちなみにHKD1.00は今19.60円までさがっている。福沢諭吉さんを換金すると約HKD509程度だ。僕が駐在員として赴任していた2010年頃は1HKDに対して¥11円程度だった。諭吉さんの価値はHKD900程度だったことを考えると14~5年で半減した格好だ。香港人にとってだけでなく海外から日本へ旅行する人にとっては嬉しすぎる状況であることは間違いないだろうな。たまに会社の同僚らが日本へ行く際にレストランの予約を頼まれたりすることがある。事前にネットでリサーチして候補のお店をメールで送ってくる。そのほとんどが一人当たり¥10000超えのコース料理のメニューだ。さらに「のどぐろ」やら「牡蠣」に「A5クラス」やらの追加注文を平気で言ってくる。そしておまけに「好平啦(安ッ)」と言ってくる。確かに日本の物は安すぎると思っている。もっと世界レベルの正当な利益を確保すべきだとおもっている。

Supper Typhoon “RAGASA”

嵐の前に静けさか?

香港のニュースによると香港国際空港が9月23日(火)午後6時から25日(木)午前6時まで36時間、飛行機の発着をしない措置を検討中と報じている。スーパー台風「RAGASA(ラガサ)」の接近による緊急越智だそうだ。今日(22日)午後3時過ぎにはシグナル1が発令された。RAGASAは香港の東南東810Kmにいるそうだ。24日(水)にはまず間違いなくシグナル8が発令されて政府、学校、会社、お店などすべてがクローズされることになる。MTRやバスは間引き運転になって市民も自宅で台風が過ぎ去るのを待つしかなくなる。きっと今日と明日はスーパーは食料品の買占めで込み合うだろうな。シグナル8が発令中の時はタクシーも乗る前に行き先を告げると法外な値段を提示される。払うか降りるかは客次第だ。嵐の前に静けさか?今外は快晴で気温30度、湿度69%だ。

マヨネーズって何だ?

僕はキュービー派さッ

僕はマヨネーズはキューピーと決めている。スーパーの棚には低カロリーのライト、マスタードタイプ、青い蓋の瓶詰めタイプなどいろんな種類のマヨネーズが並んでいる。でも僕が好きなのはスタンダードのタイプだ。子供の頃から変わらない。中学生の頃だったかお袋が買ってきた味の素のマヨネーズは口に合わなかった。当時からありとあらゆるおかずにはマヨネーズだった。淡いピンク色した魚肉ソーセージに包丁で切れ目を入れてその隙間を開いてマヨネーズを流し込む。魚肉ソーセージの戻る力では見出してくるマヨネーズを舐めながら上を向いて食べてたものだ。僕は野菜が嫌いだった。唯一食べれる野菜は千切りキャベツだった。ドレッシングの種類も乏しい当時はお皿の守られた自分の責任となっている千切りキャベツにマヨネーズにちょっと醤油をかけるとなんとか食べることができた。インスタントラーメンにもトッピングとしてかけていた。それを見た兄に「なんやそれっ気持ちわる」と言われてもマイブームのラーメンマヨはやめなかった。ご飯なんかマヨライスで何杯も行けた。長年愛し続けているマヨネーズだが気になっていることがある。マヨネーズって何だ?調味料じゃないだろう。ドレッシングでもない。ソースともニュアンスが違う。マヨネーズって何なんだ?

この歳になって初めて

何かというと・・・

この歳になって初めて「腹八分目」を意識して出来るようになった。敢えて歳は明かさないが結構な歳だ。自分の健康を意識し始めてのことではなくもないのだが要するに食べれなくなってきたのだ。当然ながら食べようと思えば胃的には食べることは出来る。お腹いっぱいに食べた満腹感と満足感のすぐ後にくる後悔の重みが気持ちよりも思考に作用するようになった。夜食というか就寝前の飲みもそうだ。最近は白ワインにはまっている。あれだけ飲んでいたビールもとんと飲まなくなってしまった。さらに夕食時もビールは飲まないし、マイブームの白ワインも飲まない。夜、WBS、BS国際報道2025の見逃し配信を眺めながら少しだけ白ワインを飲むというのが最近のルーティンだ。その際も以前の僕なら間違いなく「つまみ」と一緒だった。それがいつの間にか何も口にすることなく安い白ワインのみで満足して就寝できる。我慢している訳ではない。飲む始めにはつまみは?と毎回考えるのだがすぐにその小さな欲は知らないうちに白ワインの小さな泡とともに消えてしまう。今週の月曜日のこと、「ある事」をふと思い出して友人が店長を務める日本居酒屋に夕食に出かけた。「ある事」とは「獺祭」だ。どういう事かと言うと先月急に上海にいる3歳年上の先輩から今香港に来てて夕方から〇〇で飲んでるからと誘いがあった。先約があっていけない旨を伝えておいたのだけれど夜になってLINEで写真が届いた。獺祭の写真だった。何だろうと思っているとピコンとすぐに届いたLINEには「お店においとくから飲んでな」とあった。6時半前にお店についた。他にお客さんはいない。とりあえず普段は飲まないビールの小瓶を頼んだ。北海道出身の友人の勧めで「こまい」と「ニシン」を迷って「ニシン」にした。すぐに「飲みますか?」と奥の冷蔵庫から獺祭をだしてきた。他にお客さんがいないことをいいことに2人で飲み始めた。味と重みとうか日本酒特有のトロッとした飲み心地はいまいちだったけど、先輩が置いていってくれた獺祭2本は二人でほぞ明けていた。お腹いっぱいになって家に帰ってちょっと後悔した。思考がお酒に負けた夜だった。

僕のテレビ事情

フジは観なくなったなぁ~

香港からでも普通に日本のテレビ番組は観ることができる。NHK以外も無料という訳ではない。複数のストリーミングサービスがあって契約してセットトップボックスが送られてきてインターネット経由で視聴できる。僕が使っているのは関東圏、関西圏、の地上波デジタル放送とBS,CSの衛星放送が視聴できて一カ月間の見逃し放送も対応しているタイプだ。月額HK$380(約¥7000円)だ。他にも世界中のテレビが見放題のセットトップボックスも市販されている。そんな環境の中、最近はフジテレビはとんと観なくなった。明確な理由は思い当たらないのだけれど端的に言うと「つまんない」からだ。要するに面白くないのだ。唯一観ているのは関西テレビの朝の「よ~いドン」くらいだ。逆によく観る局は大阪テレビ(テレビ東京系列)だ。WBS、家ついていっていいですか?タクシー運転手さんうまい店連れてって、ガイアの夜明け、世界ニッポン行きたい人応援団、はいつも楽しみに観ている。TV朝日は偏向放送するからフジ同様に観てないが「探偵ナイトスクープ」は別だ(笑 そしてやっぱり王道は天下の日本放送協会NHKだな。ここもちょっと信じていないところはあるけど日本ではちゃんと受信料は払っているんで基本はNHKだな。とまぁ僕のテレビ感はこんな感じです 🙂

7月5日・・・

人の噂も七十互日と言うけれど

今年春頃から7月5日に日本で災難が起こると香港中で噂になっていた。会社の同僚の中には7月は日本に行かないほうがいいのか?とメールで聞いてきたり「5th July フジサン ボン」でしょう?と言ってくるやつまでいた。香港は風水を信じる人が少なくない。追い打ちをかけるように風水の占い師までもが7月に災いが起こると言ったとか言わないとかそんな実しやかな話も飛び交っていた。気象庁のデータをネットで調べてみると7月に発生した地震の回数は713階だそうだ。「えっ?」と少し驚いたけど恐らく無感地震や微小地震のすべてをカウントしているとの説明だった。これをみて災いが発生していると言うのは無理だろう。そして風水を信じる香港人の行動は数字にもはっきりと表れている。インバウンドの数だ。7月の訪日外国人の総数(推計値)は343万人だそうだ。内訳は中国が94万人(前年比25%増)、韓国が67万人(同10%減)、台湾が60万人(同5%増)、米国が27万人(同10%増)、そして香港は17万人(36%減)だったそうだ。Vtechは毎年10月の国慶節に休みに合わせて社員旅行を実施している。マネージャー以上は配偶者の旅費は会社負担だ。過去の行き先には日本が何度も登場した。前年に計画するため当然ながら今年の行き先は日本ではなくバリだ。きっと8月、9月は香港からの訪日旅行者も激増するだろうなぁ~まだ75日は経ってないけど:)

進化続ける深圳

通勤電車の静けさにびっくり

最近はよくビジネスパートナーのMr. Fredと一緒に深圳の開発パートナーや仕入先に出向くことがある。昨日も新規取り扱いICメーカーとの打ち合わせに同行した。MTRの深圳側の終点 落馬洲駅に朝8時30分に待合せしていた。自宅からは7時には出ないと間に合わない待合せ時間で毎回ちときつく感じているけど仕方ない。その時間でも香港側から深圳に向かう電車は意外と混んでいる。途中から乗るとまず座れない。約1時間少し立っての移動だ。8時20分頃に改札前で待っているとニコニコと笑顔でFredが現れた。再会の握手と短い朝の挨拶をして香港側イミグレの自動ゲートに向かう。今はパスポートもHKID、さらには指紋も必要ない。スマホのアプリ上でQRコードを表示してゲートに読み込ませる。一つ目のゲートが開いて進む。二つ目のゲートの前でカメラに向かってハイ、チーズ、数秒で顔認証されてイミグレが通貨できる。便利になったもんだ。中国側のイミグレも格段に速くなった。「港澳居民往来内地通行証(非中国籍)」というカードと指紋で通貨出来るようになった。(注:香港永久居民であることが条件)中国側のイミグレを過ぎてエスカレータでGFへ降りるとすぐに福田口岸駅の改札がある。改札の前には今でも持ち物検査のX線ゲートがあって水筒は別で検査機にかけて中身を確認されないと改札に進めない。すべての駅でこのX線検査が行われている。画面を観ている監査官はどこの駅でもけだるそうに見える。意外なのはMTRの中だ。9時前の通勤電車の中は中国とは思えないほど静かなのだ。見た限り20代、30台の若者ばかりだ。目的地への乗り換え駅の車公廟駅、この周辺はハイテク関連の企業が多く集まる駅なのだが東京品川駅か田町かと間違えそうなくらい混んでいる。電車から降りてくる人を待たずに乗り込もうとするから車両のドア周辺はぐしゃぐしゃだ(笑 それもここの文化だと割り切って乗り込むしかない。車内も混んでいるのだが「静か」なのだ。最大の理由はスマホだ。ほぼ100%の乗客が首をうなだれてスマホに没頭している。乗降の時もドア付近でぐしゃぐしゃになりながら乗り降りしている間もスマホから目をはなさない強者もざらにいて感心すらする。10年前にみた深圳MTRの風景とはすっかり変わっている。今や中国の大都市のひとつに数えられる深圳市、未だ進化し続けている。そんな気がした。

合意文書無しって?

大丈夫かよ?赤澤さん

昨夜、NHKスペシャルで日米間の関税交渉の舞台裏の様子を観た。主題は総理大臣の辞任か続投かの話との二本立てだった。総理大臣の話題には敢えて触れずにおこう。遅かれ早かれあの方では持たないとおもっているから直に結果はでるでしょう。思わず「嘘だろう」とテレビに向かった声を出して驚いたのは文書による取り決めが一切ないと大臣が言い放った時だった。普通に考えてありえない。さらにテレビの中で大臣は「交渉のプロ中のプロが対応しているから問題ない。安心してほしい」と言い放った。アホかと思った。プロなら文書での合意がないことのリスクは十分認識しているはずだ。必ず合意内容の認識の違いが大問題になると思う。すでに80兆円の内容について米国は自由に使えるお金だと認識しているとラトニック商務長官が説明している様子がアメリカのニュースで流れていた。絶対に大問題になるやろな。

貧乏になった日本人

写真はワンタン麺ではなくて僕が大好きな牛腩麺です。値段はちょっぴり割高のHK$45です。

ワンタン麺と日本経済

2008年1月 私は日系半導体商社の駐在員として香港に赴任してきた。始めての海外正確で見聞きするものすべてが面白かったのを覚えている。生活していくうちに自然と為替レートが染みついていった。当時営業の途中でお腹がすくと同行していた香港人と一緒にワンタン麺をたべていた。どのお店に入ってもHKD20前後で食べることができた。念のために香港ドルと日本円の為替レートをネットで調べると2008年はHK$1.00に対してJPY 13.2円だ。それからさらに民主党政権になって円高はどんどん進んで2012年には香港ドルに対して最高値JPY10.3円まで達したのだった。ワンタン麺が200円程度で食べれたし、どこに行ってもすべてが安いと感じられた。そしてあれから約17年が過ぎて2025年、ワンタン麺の値段はHK$35前後まで上がりました。さらに人気店ではHK$45前後で中にはHK$55を超える店も出てきています。要するに75%も値上がりしているんです。それでもまわりの香港人達は美味しそうに麺をすすっています。要するに香港人の給料は物価に沿って上がってきているんです。いい感じのインフレが続いているんでしょうね。たぶん(笑

そこで試しに日本のラーメンの値段をGuguってみると2008年頃のAIの推測値で600~700円、また今2025年の値段を検索すると700~800円との結果だった。人気店では1000越えているところもあるようですが・・・直接の比較にはならないかなと思いながらもワンタン麺の値段が75%以上も値上がりしているのに対して日本のラーメンは20%程度しか上がってないんですね。それなのにランチや飲み代までが高い高いと嘆くサラリーマン。この事実をどうみるかというところが面白いと思っているんです。結論から言うと国会でもよく取り上げられていますが日本人の給料が上がってないんだろうなということです。買う側は値段が高いから買えない。売る側は何とかして安くしよう安くしようと安さを追求する。そして利益が出ない商売を続けざるを得なくなっていく。これが今の日本経済の悪循環スパイラルなんでしょうね。日本に出張で帰るたびに思うけど日本の商品は安すぎる!円安の影響があることを考慮しても安すぎると思う。その元凶は僕はマクドナルドだと思っている。バーガー120円!前は100円の時もあった。安すぎるでしょう。なぜそこまで安やを追求するのか?どんな材料使ってるんだろうと心配になる。そいつの間にか世間全体で安さ競争を加速させてしまって何もかもが大安売りになってしまった。それでいて売る側苦しくなり過ぎても値上げできず厳しい経営にさいなまれ続けている。買う側は給料が上がらずに欲しいものも買えずに我慢ガマンがまんだ。おかしすぎると思う。お米の値段をニュースで見ても「3500円台 13円値下げ 8週連続」って13円安くなってところで全然嬉しくないでしょう。ほんと日本人って貧乏になったしまったなぁ~と実感しています。ちなみに香港のドンキーではお米がHK$69(約1300円)で山積みされて売られています。5kgじゃなくて2kgですが(笑 まぁこれは1ドル:19円という為替の影響が大きいんですけどね!

好嘈呀ぁ~

めっさうるさいわ~ (Vtechの強み)

好嘈呀、広東語の発音は「ほぉぅ ちょうあぁ~」日本語でいうところの「めっさうるせぇ~わ」といった感じだ。香港人はよう喋る。話すという表現よりも「喋る」という表現がぴったりくる。相手が喋っている間にも最後まで聞き終わることなく途中から自分の意見を言い出す。自分の主張を言いたいだけ喋る。相手の話は聞かない。それが複数人での会話でも同じように参加している全員が喋りまくるからたまらない。自分の主張をどうしても伝えようとすると相手よりも音量は自然と大きくなる。結果、周りでにいる無関係の者にとっては「好嘈呀ぁ~」となるわけだ。


ところがこれが会社の中の会議となると少し変わってくる。担当者とマネージャークラスの会議では誰もが主張したがるため「好嘈呀ぁ~」の状況がすぐに発生するのだが組織の最高責任者がいる会議ではそうなならない。当然、会議始めの時点ではいろんな意見が飛び交う。そのうちにカオスとなってくる。それが一瞬で静かになる。理由は簡単だ。トップダウンがルールだからだ。最高責任者が黒と言えば黒で収まるし白といえが白が答えだ。一斉に右向け右と全員がワイワイ意見と交わして主張する間もない。なんのことかと言うとVtechの内部会議に様子の一幕だ。常に密なコミュニケーションをとっている。お客様からクレームが発生すると関係者にすぐに招集メールが送信されて会議が始まる。大きな問題になると最高責任者の一言で方針と対処方法が決まる。決まったあとは関係者が実行するだけだ。とにかく速い。日本企業との差を感じながらここがVtechの強さの理由なんだろうなと関心している。