西貢へ行ってきた
農暦新年二日目の雰囲気を写真に収めようとカメラを持って出かけることを思いついた。さて?どこに行くかな?湾仔、中環、チムシャーチョイどこもパッとしない。いくつかの候補地の記憶を巡らせるがどうもパッとしない。ふと思いついたのが西貢だった。家からはMTRで坑口駅まで行ってそこからミニバスで20分ほどだ。心は決まった。特にカメラや写真についての専門的な知識を持っている訳ではない。ちょっと写真でも趣味としてやってみるかな?ということで初心者向けのCANON EOS Kissを買った。しばらくはネットで露出だのF値だの調べてはちょこちょこ出掛けては撮ったりした。すぐに飽きてしまって使わなくなった。スマホで十分だなとひとり納得してしまい込んでいた。デジタルカメラは被写体に対してシャッターを切る時の躊躇する気持ちが薄いと思う。パシャパシャとってもメモリの容量にさほど響かない。貧乏性の僕にはフィルムの時は使い捨てカメラでも一回のシャッターにも勇気が必要だったもんだ。

終点の二つ手前のバス停でミニバスを降りた。お線香から白い煙が登っている寺院?に向かって歩く。普段着の西洋人の家族連れもちらほらすれ違う。この西貢には意外と住んでいる西洋人が多い。建物も香港特有の高層マンションはほとんどなくて2階建の背の低い数世帯のみが入る日本でいうアパート的な住まいが多い。歩いて行くと昔からの雑貨の商店の間に西洋人向けのオープンテラスのカフェやバーが賑わっていた。広めの通りには多くの人が行き交っていた。そんな中を大きな台車を押しながら清掃員のお婆さんがゴミ収集を続けていた。農暦新年二日目というのに・・・複雑な気持ちのまま通りを抜けて岸壁にでた。多くのボートがぎっしりと繋がれていた。水上ボードも今日はお休みだ。特にこれと言って取り立てる話題もなく飾り付け以外には新年は感じないまま写真だけは撮って歩く。すれ違う西洋人がいることでここ西貢が香港らしさを残していることを感じられた。この雰囲気が続いてほしいと思っている。





