行、返、去 ?
香港に住んで14年目になる。半導体の商社の駐在員として住んでいた期間を合わせると17年目だ。恥ずかしながら広東語は聞き取れないし話せない人間としてずっと過ごしてきた。数年前に今の職場の同僚からそんなに長く住んでいるのに広東語は話せないの?と、驚かれたことがあった。確かにそうだと気づかされてそれを機にちょっと勉強してみようかな?という気持ちになった。そう思い立って日本人倶楽部の広東語クラスに参加して3年ほどがすぎた。で、今はどうかというと・・・聞き取れないどころか片言でも会話にはならない。テレビ大阪で放映されている「Youは何しに日本へ」を観ているとインタビューを受ける外国人が日本語で会話をする場面がけっこうでてくる。「前に日本に2年住んでました」とか「自分で勉強しました」と笑いながら答えている。感心すると同時に情けなくなってくる。私の場合は出勤すると周りにには日本語で会話をする機会はほとんどない。定例会議もオンライン会議もすべて英語でコミュニケーションをとる。たまに同僚に頼まれて日本へ旅行にいくからこのレストランの予約をとってくれと頼まれて日本語で電話をするくらいだ。
それがどうだ?何がきっかけが覚えていないが広東語を勉強することにすごく興味が沸いてきた。周りから聞こえてくる同僚達が話す広東語の会話の中に聞き取れる単語がポツポツと分かるようになってきた。あれれ?自分でも不思議な感覚だ。通勤時にスマホで聞いている広東語のレッスン会話も単語のひとつひとつが聞き取れている気がしている。以前との大きな違いは「楽しい」と感じる点だ。いつの日か広東語で普通に会話ができるようになりたいな。
おまけ、「行」 はぁ~んと発音します。意味は「行く」ではなくて「歩く」です。「返」 ふぁ~んと発音します。意味は「帰る」です。「行返屋企(歩いて家に帰る)」です。ちなみに日本語で「行く」は広東語では「去 発音は ほい」です。行去学で歩いて「学校へ行く」という意味です。同じ漢字なのに日本と香港ではまったく違った意味で使われていることの少なくなくて意味の背景をしると納得することも多くあります。いつまでこの興味がつづくかな?
