僕のテレビ事情

フジは観なくなったなぁ~

香港からでも普通に日本のテレビ番組は観ることができる。NHK以外も無料という訳ではない。複数のストリーミングサービスがあって契約してセットトップボックスが送られてきてインターネット経由で視聴できる。僕が使っているのは関東圏、関西圏、の地上波デジタル放送とBS,CSの衛星放送が視聴できて一カ月間の見逃し放送も対応しているタイプだ。月額HK$380(約¥7000円)だ。他にも世界中のテレビが見放題のセットトップボックスも市販されている。そんな環境の中、最近はフジテレビはとんと観なくなった。明確な理由は思い当たらないのだけれど端的に言うと「つまんない」からだ。要するに面白くないのだ。唯一観ているのは関西テレビの朝の「よ~いドン」くらいだ。逆によく観る局は大阪テレビ(テレビ東京系列)だ。WBS、家ついていっていいですか?タクシー運転手さんうまい店連れてって、ガイアの夜明け、世界ニッポン行きたい人応援団、はいつも楽しみに観ている。TV朝日は偏向放送するからフジ同様に観てないが「探偵ナイトスクープ」は別だ(笑 そしてやっぱり王道は天下の日本放送協会NHKだな。ここもちょっと信じていないところはあるけど日本ではちゃんと受信料は払っているんで基本はNHKだな。とまぁ僕のテレビ感はこんな感じです 🙂

7月5日・・・

人の噂も七十互日と言うけれど

今年春頃から7月5日に日本で災難が起こると香港中で噂になっていた。会社の同僚の中には7月は日本に行かないほうがいいのか?とメールで聞いてきたり「5th July フジサン ボン」でしょう?と言ってくるやつまでいた。香港は風水を信じる人が少なくない。追い打ちをかけるように風水の占い師までもが7月に災いが起こると言ったとか言わないとかそんな実しやかな話も飛び交っていた。気象庁のデータをネットで調べてみると7月に発生した地震の回数は713階だそうだ。「えっ?」と少し驚いたけど恐らく無感地震や微小地震のすべてをカウントしているとの説明だった。これをみて災いが発生していると言うのは無理だろう。そして風水を信じる香港人の行動は数字にもはっきりと表れている。インバウンドの数だ。7月の訪日外国人の総数(推計値)は343万人だそうだ。内訳は中国が94万人(前年比25%増)、韓国が67万人(同10%減)、台湾が60万人(同5%増)、米国が27万人(同10%増)、そして香港は17万人(36%減)だったそうだ。Vtechは毎年10月の国慶節に休みに合わせて社員旅行を実施している。マネージャー以上は配偶者の旅費は会社負担だ。過去の行き先には日本が何度も登場した。前年に計画するため当然ながら今年の行き先は日本ではなくバリだ。きっと8月、9月は香港からの訪日旅行者も激増するだろうなぁ~まだ75日は経ってないけど:)

進化続ける深圳

通勤電車の静けさにびっくり

最近はよくビジネスパートナーのMr. Fredと一緒に深圳の開発パートナーや仕入先に出向くことがある。昨日も新規取り扱いICメーカーとの打ち合わせに同行した。MTRの深圳側の終点 落馬洲駅に朝8時30分に待合せしていた。自宅からは7時には出ないと間に合わない待合せ時間で毎回ちときつく感じているけど仕方ない。その時間でも香港側から深圳に向かう電車は意外と混んでいる。途中から乗るとまず座れない。約1時間少し立っての移動だ。8時20分頃に改札前で待っているとニコニコと笑顔でFredが現れた。再会の握手と短い朝の挨拶をして香港側イミグレの自動ゲートに向かう。今はパスポートもHKID、さらには指紋も必要ない。スマホのアプリ上でQRコードを表示してゲートに読み込ませる。一つ目のゲートが開いて進む。二つ目のゲートの前でカメラに向かってハイ、チーズ、数秒で顔認証されてイミグレが通貨できる。便利になったもんだ。中国側のイミグレも格段に速くなった。「港澳居民往来内地通行証(非中国籍)」というカードと指紋で通貨出来るようになった。(注:香港永久居民であることが条件)中国側のイミグレを過ぎてエスカレータでGFへ降りるとすぐに福田口岸駅の改札がある。改札の前には今でも持ち物検査のX線ゲートがあって水筒は別で検査機にかけて中身を確認されないと改札に進めない。すべての駅でこのX線検査が行われている。画面を観ている監査官はどこの駅でもけだるそうに見える。意外なのはMTRの中だ。9時前の通勤電車の中は中国とは思えないほど静かなのだ。見た限り20代、30台の若者ばかりだ。目的地への乗り換え駅の車公廟駅、この周辺はハイテク関連の企業が多く集まる駅なのだが東京品川駅か田町かと間違えそうなくらい混んでいる。電車から降りてくる人を待たずに乗り込もうとするから車両のドア周辺はぐしゃぐしゃだ(笑 それもここの文化だと割り切って乗り込むしかない。車内も混んでいるのだが「静か」なのだ。最大の理由はスマホだ。ほぼ100%の乗客が首をうなだれてスマホに没頭している。乗降の時もドア付近でぐしゃぐしゃになりながら乗り降りしている間もスマホから目をはなさない強者もざらにいて感心すらする。10年前にみた深圳MTRの風景とはすっかり変わっている。今や中国の大都市のひとつに数えられる深圳市、未だ進化し続けている。そんな気がした。

合意文書無しって?

大丈夫かよ?赤澤さん

昨夜、NHKスペシャルで日米間の関税交渉の舞台裏の様子を観た。主題は総理大臣の辞任か続投かの話との二本立てだった。総理大臣の話題には敢えて触れずにおこう。遅かれ早かれあの方では持たないとおもっているから直に結果はでるでしょう。思わず「嘘だろう」とテレビに向かった声を出して驚いたのは文書による取り決めが一切ないと大臣が言い放った時だった。普通に考えてありえない。さらにテレビの中で大臣は「交渉のプロ中のプロが対応しているから問題ない。安心してほしい」と言い放った。アホかと思った。プロなら文書での合意がないことのリスクは十分認識しているはずだ。必ず合意内容の認識の違いが大問題になると思う。すでに80兆円の内容について米国は自由に使えるお金だと認識しているとラトニック商務長官が説明している様子がアメリカのニュースで流れていた。絶対に大問題になるやろな。

貧乏になった日本人

写真はワンタン麺ではなくて僕が大好きな牛腩麺です。値段はちょっぴり割高のHK$45です。

ワンタン麺と日本経済

2008年1月 私は日系半導体商社の駐在員として香港に赴任してきた。始めての海外正確で見聞きするものすべてが面白かったのを覚えている。生活していくうちに自然と為替レートが染みついていった。当時営業の途中でお腹がすくと同行していた香港人と一緒にワンタン麺をたべていた。どのお店に入ってもHKD20前後で食べることができた。念のために香港ドルと日本円の為替レートをネットで調べると2008年はHK$1.00に対してJPY 13.2円だ。それからさらに民主党政権になって円高はどんどん進んで2012年には香港ドルに対して最高値JPY10.3円まで達したのだった。ワンタン麺が200円程度で食べれたし、どこに行ってもすべてが安いと感じられた。そしてあれから約17年が過ぎて2025年、ワンタン麺の値段はHK$35前後まで上がりました。さらに人気店ではHK$45前後で中にはHK$55を超える店も出てきています。要するに75%も値上がりしているんです。それでもまわりの香港人達は美味しそうに麺をすすっています。要するに香港人の給料は物価に沿って上がってきているんです。いい感じのインフレが続いているんでしょうね。たぶん(笑

そこで試しに日本のラーメンの値段をGuguってみると2008年頃のAIの推測値で600~700円、また今2025年の値段を検索すると700~800円との結果だった。人気店では1000越えているところもあるようですが・・・直接の比較にはならないかなと思いながらもワンタン麺の値段が75%以上も値上がりしているのに対して日本のラーメンは20%程度しか上がってないんですね。それなのにランチや飲み代までが高い高いと嘆くサラリーマン。この事実をどうみるかというところが面白いと思っているんです。結論から言うと国会でもよく取り上げられていますが日本人の給料が上がってないんだろうなということです。買う側は値段が高いから買えない。売る側は何とかして安くしよう安くしようと安さを追求する。そして利益が出ない商売を続けざるを得なくなっていく。これが今の日本経済の悪循環スパイラルなんでしょうね。日本に出張で帰るたびに思うけど日本の商品は安すぎる!円安の影響があることを考慮しても安すぎると思う。その元凶は僕はマクドナルドだと思っている。バーガー120円!前は100円の時もあった。安すぎるでしょう。なぜそこまで安やを追求するのか?どんな材料使ってるんだろうと心配になる。そいつの間にか世間全体で安さ競争を加速させてしまって何もかもが大安売りになってしまった。それでいて売る側苦しくなり過ぎても値上げできず厳しい経営にさいなまれ続けている。買う側は給料が上がらずに欲しいものも買えずに我慢ガマンがまんだ。おかしすぎると思う。お米の値段をニュースで見ても「3500円台 13円値下げ 8週連続」って13円安くなってところで全然嬉しくないでしょう。ほんと日本人って貧乏になったしまったなぁ~と実感しています。ちなみに香港のドンキーではお米がHK$69(約1300円)で山積みされて売られています。5kgじゃなくて2kgですが(笑 まぁこれは1ドル:19円という為替の影響が大きいんですけどね!

好嘈呀ぁ~

めっさうるさいわ~ (Vtechの強み)

好嘈呀、広東語の発音は「ほぉぅ ちょうあぁ~」日本語でいうところの「めっさうるせぇ~わ」といった感じだ。香港人はよう喋る。話すという表現よりも「喋る」という表現がぴったりくる。相手が喋っている間にも最後まで聞き終わることなく途中から自分の意見を言い出す。自分の主張を言いたいだけ喋る。相手の話は聞かない。それが複数人での会話でも同じように参加している全員が喋りまくるからたまらない。自分の主張をどうしても伝えようとすると相手よりも音量は自然と大きくなる。結果、周りでにいる無関係の者にとっては「好嘈呀ぁ~」となるわけだ。


ところがこれが会社の中の会議となると少し変わってくる。担当者とマネージャークラスの会議では誰もが主張したがるため「好嘈呀ぁ~」の状況がすぐに発生するのだが組織の最高責任者がいる会議ではそうなならない。当然、会議始めの時点ではいろんな意見が飛び交う。そのうちにカオスとなってくる。それが一瞬で静かになる。理由は簡単だ。トップダウンがルールだからだ。最高責任者が黒と言えば黒で収まるし白といえが白が答えだ。一斉に右向け右と全員がワイワイ意見と交わして主張する間もない。なんのことかと言うとVtechの内部会議に様子の一幕だ。常に密なコミュニケーションをとっている。お客様からクレームが発生すると関係者にすぐに招集メールが送信されて会議が始まる。大きな問題になると最高責任者の一言で方針と対処方法が決まる。決まったあとは関係者が実行するだけだ。とにかく速い。日本企業との差を感じながらここがVtechの強さの理由なんだろうなと関心している。

どこで作ろうか?

Malaysia or Mexico?

最近、お客さんとのメールにやり取りの中には必ず相互関税率が話題にあがる。ビデオ会議でも自動車の25%や鉄鋼の50%よりも自然とアジアの国々の相互関税率に話が及ぶことになる。中国に関してはすっかり会話の中心から外されてしまっている。米中の交渉結果が8月中旬に発表されるそうだがさほど興味はない。すでにどの会社もOut Of Chinaの方針のもとアジア地区へ猪突猛進だからだ。今となっては中国生産には見向きもしていない。現金なものだ。あれだけ世界の工場と持て囃していたのにだ。まぁ世界一の工場と世界一の消費国のどちらをとるかと聞かれたら即答だろう。作っても買ってくれるところがないと売上に繋がらないとどうしようもない。お客様は神様ということだろう。そこでお客様のためにどこで作ろうか?と言うことになるわけだ。今回の関税措置で大きく変わってきているのは単に第三国を経由して納入されたものには高い関税を課すことになる点だ。中国で作ったものをマレーシア、タイ、ベトナム、フィリピンなどでちょちょっと最終加工して出荷されたものは経由国産とは認めませんよということだ。じゃどの工程から作ればその国でつくられた物と認めてくれるのか?というところだ焦点になる。要するに最終組み立てを行った国で「原産国証明」を取れるかどうかにかかっているのだ。今日、Vtechのマレーシア工場の責任者にメールできいてみた。中国でPCBに部品実装をしてマレーシアへ送って最終組立てをしても「Made In Malaysia」は取れないだろうと返事がきた。実装工程から現地で製造しない原産国としては認められないということだろう。そうなると部品サプライヤが整備されているマレーシアは最有力国になるだろう。25%からどれくらい下がるのか注目だな。20%のベトナムは?衣料品のイメージが沸くが最近はエレクトロニクス企業の進出も進んでいるし可能性は大きいかな?政治的なきな臭さが残るけど・・・原産国証明ができると強みありだな。ダークホースとしてはメキシコだ。北米、南米、さらにはEU市場への出荷も意外と便利な国だ。当初はやり玉に挙がっていたが実質的には関税率ゼロはマーケットに近いことも含めて大きな魅力国だ。ただ少しのんびりした気質とアジアよりも経費がかかる点はマイナスかな?好き勝手な私見でした。

Thank you so much, Hang Seng Bank Vol.3

Application has been approved.

やきもきしながらHang Seng Bankからのメールをまっていた。じつは6月2日から一週間の日本出張が決まっていた。それで何とか香港に居れる6月1日までに口座を開いて月初にせまっている支払いなどの処理をしたいと思っていたのだった。週末に名刺をくれたHang Seng BankのアシスタントからあなたのBusiness AccountのマネージャーはMs.〇〇よと紹介されていた。週があけてギリギリのタイミングになった。一切の余裕もなしだ。それでもメールなどの連絡はこなかった。結果から言うと日本出張中の6月3日になってMs.〇〇さんから口座開設の申込はApproveされたよとメールで連絡があった。よかった。翌日になってメールで60日以内にアプリにパスワードなどを設定するようにと連絡があった。出張中ということもあって個人の用事は夜しか落ち着いて作業できない。仕方なく夜までまって出張先のホテルでパスワードなどの設置をすませるとアカウントにアクセスできた。翌日、嫁さんに預けておいたChequeをドロップしに行ってもらった。翌日に確認するとちゃんと入金されていた。5月19日にアプリで申込をして実働13日程度で開設できた。もし申込時にサイナーなどの入力ミスがなかったらきっともっと早く開設できていただろうなと思っている。ちなみに同時に申込をした中国銀行と富邦銀行は一切音沙汰なしだった。ありがとうHang Seng Bankのお話しでした。

Thank you so much, Hang Seng Bank Vol.2

Oh Nan Te Kotta (><)

5月19日にBusiness account開設の申込を済ませて何の具体的な進捗をみないまま一週間が過ぎようとしていた。その週末、嫁さんから「私のスマホに銀行からSMS来てたけど何なん?」「えっ?」「見せてみぃ」 あっちゃ~そうだったのか、全てがクリアになった。私がネットで申込みした際に適当にサイナーとして嫁さんの情報を入力していたことを思い出した。そのSMSにはリンクが書かれていてそこに飛ぶと登録されている内容に間違いはないか?と、確認依頼だった。Hang Seng Bank側はちゃんと手続きを進めていてくれたんだ。先週の電話でもSMSを確認するように言われたことを思い出した。すべてが繋がった。要するに私が「適当」に入力した内容が障壁になって手続きを進められずにいたんだ。翌週の月曜日に嫁さんをつれてHang Seng Bankのビジネスセンターに出向いて内容の訂正をすることにした。

ブーブー文句を垂れる嫁をつれて10時前にビジネスセンターについた。タッチ画面に触れて面会番号をとって待合椅子に座った。並んでいる人は居なかったので壁の表示画面にすぐに自分の番号が表示された。暫くすると奥の部屋から若い男性ががパソコンをもって出てきた。ナンバー〇〇と声をかけられてカウンタについた。先週初めにビジネスアカウントの申込をしたこと、間違ってサイナーの申込をしてしまっていること、一日でも早く口座開設をしてほしいことを説明した。すると優しく「OK、ステータスの詳細を確認するから少し待ってて」と言ってまた奥の出てきた部屋へ引っ込んでしまった。いろんな面倒な依頼を多く受けているんだろう。とても冷静に対応してくれた。暫くして戻ってくると「サイナーの確認で止まっているよ」との説明、「いやいやちゃうねん。それ間違いだからサイナーは俺ひとりでいいねん」と英語で説明すると「 do not want to involve her?」うなずきながら「No no no いらんねん」と言うとまた「Okay」といって奥の部屋へ戻っていった。暫くして女性と2人で戻ってきた。「申込内容を訂正しておいたよ。アカウントマネージャから電話が入るのを待っててね」と言われた。「いつ電話もらえるんかな?」聞くと「2~3日中」とのこと、「早く口座ほしいんだけど」とお願いすると「うぅ~ん、いつ開設できるか保証は出来ない」きっぱりと言われた。そりゃそうだ。目の前の2人はあくまでも受付担当だ。これ以上の要求をしても無駄だと悟って退却することにした。別れ際に一緒に部屋からでてきた女性が何かあったらメールをくださいと名刺をくれた。ほんのちょっぴりだけど前進した気がした。でも先は長いなぁ~嫁さんが横でぼそっと「私は何しについてきたん?」(つづく)

Thank you so much, Hang Seng Bank Vol.1

Application of the Business Account, vol.1

いつもの事ではあるのだけれど思いつきで無計画に動きまわった結果、ひとり窮することがよくある。その都度失敗を糧にして学べばいいのだけれどそれが出来ない。喉元過ぎればというやつだ。5月中旬をすぎてクライアントにコンサルタンシー契約のインボイスを発行した。振込先を一時的に個人名義の口座に指定しておいた。するとコンサルタンシー契約は会社名義となっており個人名義の口座には送金できないとの返事がきた。「うっそ、マジか」 メールで再確認と個人名義への振り込みを打診するも「No」 よーしそれならと会社名義の口座の開設だぁ~と気合をいれたのが5月17日の週末だった。翌週の19日の月曜日の午後、半休して自宅のある駅から近い銀行の窓口へ軽い気持ちで出かけた。最初に行ったのは Hang Seng Bank。ロビーにいたスタッフにBusiness Bank Accountを開設したいのだけれどと相談すると、ここの支店では受付できないとのこと。「へっ?そなの」電話番号が書かれた小さなメモを渡された。まずホームページから申込みをして電話でアポイントをとれとのことだった。「えぇ~そんな面倒なの」仕方なくその場は引き下がってすぐ隣にあった中国銀行と東亜銀行でも聞いてみた。結果は同じで共にホームページ経由でまず申請をしてから電話でアポイントをとって正式な申込の受付完了という段取りだ。仕方なくあまり馴染みのない富邦銀行にもスマホでアプリをダウンロードして気休めとして申請するしかなかった。「おいおいぴ、月末までに開設できるかすごく不安が込み上げてきた」 仮に開設出来ないとなると契約金が手元にこない。予定している支払いが出来ない。血の気が引いていくのが分かった。ましてや6月の第一週には日本への出張も予定されている。おいおいおい、マジかよ。じつは土日の間にHSBCのHPから申込みと必要書類のアップロードだけは済ませておいたのだけれどアポイントの予約はネット上では最短で6月9日となっていた。そこでアポイントの日付を速めてもらおうと電話を入れてみた。結果、電話で交渉するもネット同じ最短で6月9日との回答だった。発砲塞がりだ。月末まで2週間を残して口座開設の可能性がほぼゼロになってしまった。捨てる神あれば拾う神ありだ。翌20日に唯一Hang Seng Bankから電話がかかってきた。本人確認と手続きを進めているから次の電話をまっているようにとのことだった。それから1日経ち2日経ち・・・告げられたアカウントマネージャからの連絡がない。月末が近づいてくる。気が気じゃない。電話で問い合わせをいれてみると再度、本人確認をされてアカウントマネージャーが数日中にコンタクトあるから待っててねとのことだった。苦しい。不安と開き直りを自分の中で繰り返しては「はぁ~」ため息しか出ない。(つづく)